発達障害ニートが「不器用な子が『暴走する大人』になる1つの経緯」を読んだ
最近、Twitterで話題になっている記事で、興味深い記事があった。
東洋経済オンラインの
〈不器用な子が暴走する大人になる1つの経緯〉である。
ぜひとも多くの人に読んでほしいのでリンクを貼っておく。
大雑把に内容を要約すると、
不器用な子供は診断が下りないレベルの知的障害を持っている可能性があります。
そのような子供は社会の「当たり前」ができなかったりします。
「当たり前」ができないことで自信を失います。
「当たり前」ができないことで仕事が続かない。ストレスが溜まる。
自暴自棄になり窃盗やあおり運転に走る。
という感じだ。
読んだ感想を一言でまとめると…
「予備軍すぎて怖いんだが。」
小学校時代から問題児扱い。(物忘れ、整理整頓ができなかった。)
物覚えが悪い。
仕事は半年も続かず。
アスペルガー症候群診断済み
暴走するおじさんになってしまう気がする...
とはいえ、今から普通に会社員をやろうと思ったところで前回の二の舞を踏むだろう。
これからの生き方としては、「暴走おじさん」にならないよう心がけるしかない。
筆者の経験から、暴走おじさんにならないような対策が幾つか思い浮かんだので、感想ついでに書き綴っていく。
①「正社員になったら安全」な訳ない。
正社員になったら社会と繋がれて金銭の問題も解決。暴走おじさんにはならない。
健常者に於いては確かにそうかもしれない。
しかし発達障害者など、能力に凹凸がある場合、逆に暴走おじさんへ向かう可能性もある。
筆者も一時、正社員として働いていましたが、ストレスの溜まり方が半端ではない。
遅刻、忘れ物、身嗜み、物覚えの悪さ...
当たり前ができないので仕事以前の話。
ストレスはもはや隠すこともできず、社会人の後半は舌打ちが増えるなど、暴走おじさんへ向かっていた。
正直、ニート生活をしている方が幾分マシである。
雇われること自体が向いていない社会不適合者は正社員として働いても暴走おじさんと化す可能性は十分に考えられる。
ただ、一度だけ正社員になってみるのも間違いではない。
発達障害を自分で疑っていても、実際には難なく社会生活を送れる可能性も十分にある。
問題は、雇われに向いていないにも関わらず会社にしがみついたり、無能の原因を会社のせいにして転職を繰り返すことだ。
② 憧れの人を決める
とにかく「暴走」は醜いことであると意識する必要がある。
もし、憧れの人がいた場合、その人はあおり運転をしたり、店員に理不尽なクレームを付けたりするか?
よほど変な人にあこがれていない限り、そのようなことはしない。
人間の言動はほとんど誰かの影響を受けているものだ。
周りの人間が腐ったものばかりだった場合は当然自分も腐りやすい。
自分の言動を改めるには、憧れの人を設定するのが手っ取り早い。
設定する「憧れの人」は芸能人でも、なんならアニメキャラでも良い。
もし、自分が暴走してしまいそうな場面に合ったときは、「あの人だったらどうするか」と一度考えてほしい。
常日頃から憧れの人を意識して生活すれば暴走おじさんと化す可能性は低くなるだろう。
③ 結局、金。
お金が無くなると本当に心の余裕がなくなる。
よほどの自信家であれば無一文でもピンピンとしているかもしれない。
が、自己肯定感の低い「不器用な子」であれば常に不安が襲ってくる。
就職してお金を稼ぐという当たり前がものすごく難しいからだ。
筆者は大学時代、友達がいなかった為に貯金が200万円ほどあった。
向いてもいないバイトを続けていたのが心残りであるが…
確かに孤独ではあったが、心の余裕は常にあったのを鮮明に覚えている。
お金を使って様々な経験もした。
そして2年後、ニート生活で貯金をすべて溶かした無一文の誕生である。
お金持ちと貧乏人の心の状態、両方の感覚をなんとなく掴んだ。
暴走おじさんになりたくないなら、お金持ちを目指すしかない。
もし、将来暴走おじさんになる可能性があると自覚がある人は、若いうちに雇われ以外の稼ぐスキルを身に付けることが最も効果的じゃないか。
まとめ
不器用な子は、普通の人と同じように生きようとしないことが重要だろう。
正社員として働いても出世できる見込みも少ないうえ、ストレスも普通の人の倍以上の速さで溜まる。
よほどの得意分野でない限り、雇われることで何とかなると考えないほうが良い。
正社員は無理だと決めたら、お金稼ぎの勉強に尽力したほうが幾分マシであると思う。