Uber配達員は本当に底辺なのかを考察してみた
インターネット上ではuber配達員は底辺だという声が多くみられます。
その根拠として…
- 誰でもすぐに始められる
- 不潔な人が街で配達していたり、実際に配達を担当される
- 交通ルールを守らない
- 現代の奴隷のように見える
など、様々な声があります。
では、現に配達を行っている筆者はUber配達員は底辺かと思うと、基本底辺だと思っていません。
雨の中料理を持ってきてくれる配達員には感謝しかありません。その方々に「底辺」というのはさすがに腐っています。
ネットの「uber配達員は底辺」という声も、便所の落書き程度に見ています。
しかし、実際に配達をやってみると「底辺」を感じる瞬間がちょくちょくあります。
①交通違反する配達員を見てしまう
一部の配達員は信号無視やながらスマホを平気でやります。
ニュースにも取り上げられ、Uber配達員の風当たりは以前よりも強くなっていると感じます。
ニュースやネットで見てる分には「自分には関係ない」と思っています。自分は交通ルールを守っていますし、警察が多い地域ですから…
しかし、実際に配達中に同じリュックを背負ったUber配達員の信号無視や危険運転を見かけると、どうもやるせなくなります。
周りの人から見ると同じ配達員です。これだからUberはと思われても仕方ありません。
ニュースで見るのと実際に見るのでは受ける印象が全く異なります。
「ホントに危険運転するやつがいるんだ…」と。
②仕事がない時(鳴らない時)
仕事がない時は平気で時給¥1,000円を切ります。
そしてインセンティブは注文が多く、配達員が不足している時に発生するため、仕事の少ない時は基本の配達料金でしか稼げません。
仕事の少ない日は基本料金のみの配達を待つという感じで、1時間に1配達450円なんて時もあります。
配達が少ない日はある程度予想できますが、稼動したものの思いのほか配達が少ない日は少し底辺を実感します。
空いている配達員を基本料金のみで長距離動かす…
確かに奴隷と言われるのもわかる気がします。
③高級車に嫉妬する
筆者は原付で大阪市内をメインに稼働しています。
中心地となるとベンツ、レクサス、BMWなどの高級車がとにかく多い…
高級車に囲まれることなんて良くあります。
あまりにも高級車が多いものだから、いつからか自分も高級車で大阪市内を走ってみたい嫉妬の感情が湧くこともあります。
④通行人にいろいろ言われる
あのデカいリュックを背負って街を歩いていると「あ、ウーバーイーツ」と言われることが多いです。
これは良くあることですし、何も不愉快ではありません。
次に実際に言われたことで、
通行人1「ウーバーイーツやん、お前アレやればww」
通行人2「嫌やわww」
若い人からも「底辺職」のような視線で見られている様な気がしてなりません。
普段は底辺だと感じなくても、他人から実際にこのような陰口?を言われると若干底辺を感じてしまいます。
極めつけは、繁華街の店にピックアップ中…
通行人(酔っ払い)「ウーバーイーツやんwがんばれよww」
こんな感じに酔っ払いにバッグを叩かれたことがあります。
ネットではいくら底辺と言われようと気になりませんが、面と向かってこのような扱いを受けるとさすがに傷つきます。
もしかしたら声に出していないだけで、通行人から「底辺」の視線を浴びているのでは?とも感じてしまいます。
Uber eatsが社会の底辺だと言えるのは「配達をやった人のみ」
Uber配達員をやってもいないのに「あいつらは底辺」という人も多くいます。
酷い場合だと「1配達300円でしょ?時給300円の仕事なんて誰もやらんよ」という、すべてを知ったような口ぶりで配達員を見下す人もいます。
底辺だと思いたい見て安心している余裕の無い人だろうと思いました。
交通ルールを守らない配達員はもちろん底辺ですが、Uber配達員全員を底辺と見下している雇用至上主義者もいるほどです。
正直、外側しか見てモノを言っているようにしか思えません。
なので、そのような人は介護や土木作業員なども見下すタイプだと思います。
実際に配達員で仕事をこなし、そのうえで底辺だと言うべきです。
筆者は配達員を始める前からUberEatsを知っていて、注文も何度かしました。
底辺だとは思ってもいませんでした。
しかし、実際に配達を始めてみると、底辺と言われる理由がわかる場面もあります。
物事を底辺だと言いたいときは、実際にやってみたうえで発言したほうが良いでしょう。納得も得られますし、何らかの経験も得られます。