社会不適合者が早期退職してニートになったら人生が好転した。
新卒入社の3年以内離職率はおおよそ3割程度と言われています。
筆者もその3割の中の1人で、わずか5ヶ月という速さで退職を決意しました。
退職理由としては「社会人に適していなかった」からです。
小学校時代から遅刻・忘れ物が多く、整理整頓も全くできず、「引き出しの中が汚すぎる」という理由で先生からお叱りを受けたことが何度もあります。
この時点で察した方もいるかもしれませんが、「ADHD」です。
大学時代にアルバイトが全くうまくいかなかったことから発達障害を疑い始めました。
早期退職の後、若干鬱気味になって心療内科を受診したところ、案の定「発達障害」
が認定されました。
なんと、ADHDだけでなく「アスぺルガー」の症状もあるというお言葉も頂きました。
もう役満クラスの社会不適合者です。
少し精神的にも参りましたがニート生活も半年ほど送り、「引きこもり耐性」も付いた気がします。
「ニートは1カ月で飽きる」、「働いていたほうがいい」という意見もありますが、筆者の場合は半年たっても考えは変わらず、基本的には働きたくありません。
一つ言えるのは、社会不適合者がニート生活を貫いていると、意外と人生が好転します。
なぜ好転したかを語っていこうと思います。
1、社会のレールの上を走れない。
- 時間を守る
- 身だしなみを整える
- 提出期限を守る
これは、仕事ができる出来ない以前に社会人が必ず守らねければなりません。社会のレールと言っても良いでしょう。
仕事ができる、出世することはすなわち、このレールの上をいかに速く走れるかにかかっています。
逆を言えば、遅刻が治らなかったり、身だしなみが整っていない人はレールの上を走ることも出来ません。
社会不適合者(レールを走れない人)が無理にレールを走るのは普通の人より負担が大きく、不具合を起こしてしまいます。
普通の人は働いているほうが良いと感じるかもしれませんが、社会不適合はレールの上を無理して走るよりはニートになってしまったほうが精神的に良かったりします。
2、ニートを貫いていると逆に仕事が来る
私は退職後、もう会社では働かないと決め、それを周囲の人たちにも話しました。
始めは「就職したほうが良い」「社会とのかかわりは大事」などと言われました。
しかし、3カ月くらい就職活動もせずニートをしていると、周りの対応も変わってきます。
「暇ならちょっと仕事して」。このような対応に変わってきます。
運転免許は持っていたので、家族や友人の送迎などを行ってお小遣い程度のお金をもらっていました。(と言っても週1程度ですが)
そんな時、ウーバーイーツの紹介キャンペーンで少し配達をしてくれないかとの声がかかりました。
遅刻や人間関係で悩まされることはなさそうなのでやってみました。
…という具合に、ニートを貫いてたら意外と仕事がやってきたりします。
恐らくウーバーイーツの声がかからなければ今頃は預金も底をついていました…
3、お金について学び始めた
社会人時代はとにかくお金に無関心でした。毎月生活できるレベルの給料が振り込まれ、筆者はそれほど物欲が強くないのもあったためお金には困りませんでした。
それが一転。ニートになってからはとにかくお金のことが頭から離れなくなり、お金を稼ぐ方法やお金持ちの特徴について学ぶようになります。
その成果が実ったかは不明ですが、退職してそろそろ1年。何とか食いつないでいます。何もしなければ預金はとっくに底をついている時期です。
最後に:誰でもニートになれば人生は好転する?
誰でも好転することはできません。社会のレールを走れる人はレールの上を全力で走ったほうが幸せになります。
好転するとしたら、レールの上を無理して走っている人です。
世間体や将来の不安に縛られて負担が大きい状態でレールを走る社会不適合社はニートになって人生が好転する可能性があります。
というのも、転職で解決することができないからです。
人間関係、仕事内容、給与に不満がある(会社に原因がある)場合は転職により改善の余地があります。
しかし、遅刻、忘れ物、整頓ができない(自分に原因がある)場合は転職しても同じ失敗を侵すと考えられます。
なので、会社に行きたくないからニート…というのはあまりお勧めできません。
レールの上を走れるなら別のレール(転職)の上を走ったほうが良いでしょう。