一人暮らしニートが辛い理由3選
ニートといえば、実家で自室に引きこもる...というイメージが一般的だと思います。
その二人は言うのです。
「一人暮らしのニートっていいよな」
確かに、親の視線が気にならない点に関しては一人暮らしニートのメリットです。
しかし、就職せずに長期間ニート生活を送るのならば、実家でニート生活の方が合理的とも言えます。
筆者は一人暮らしニートの経験がありますが、ニートは実家暮らし派です。
実家暮らしニートが憧れるであろう一人暮らしニートがオススメできない理由について紹介します。
1、経済的に困窮する
一人暮らしの生活を送るのならば金銭面の問題は避けて通れません。
実家暮らしニートは家族の視線が厳しいことは理解できますが、それから逃げるために一人暮らしを始めるのはリスクが大きすぎます。
十分な預金があるならば一人暮らしは可能ですが、無一文ニートの一人暮らしは生死に直結します。たとえ十分な預金があっても収入<支出の状態が継続すると預金も底を尽きます。
筆者も退職後、80万円ほどの預金があったため、すぐに働かなくても生活はできました。
しかし、半年ほどで全財産が5万円ほどになりました。
収入がなければ本当にお金は無くなります。
家に毎月10万円入れろと言われた場合でも、10万円毎月払うほうが一人暮らしより安く済む可能性すらあります。
2、結局、親に心配される
家族の視線が辛いから一人暮らしを始めたい気持ちも理解できます。
しかし、一人暮らしを始めても両親は電話やメッセージなどで現状を聞いて来たり、アルバイトを勧めたりします。
一人暮らしは収入がなければ「餓死」に直結します。
実家暮らしの間は様子がわかる上に食事もバランスの取れたものを食べれます。
一人暮らしが始まると、何を食べているか、元気にしているかなど分からなくなり、ニートでなくとも親は心配になります。
実家にいれば家族から「働け」の視線が厳しいですが、一人暮らしニートは親からの「心配」されるのが心に引っかかります。
3、しゃべり方を忘れる
一人暮らしニートで友人ともあまり遊ばなければ、1週間誰とも話さないこともざらです。
そのような生活が続くと、久々に家族と会った時にうまく話せないことがあります。
言葉を忘れたわけではなく、家族との距離感がわからなくなってきます。
筆者の場合、2カ月ほどほぼ誰とも話さない生活をした後、家族で食事をすることになりました。
実家に向かっている途中、なぜか緊張が止まりませんでした。
結局、家族との距離感がつかめず、会話もどこかちぐはぐした感じです。
距離を感じたというよりは、本当にどう話せばいいかわからなくなる感覚です。
家族だけではなく、友人と会う際もなぜか緊張しました。
この緊張は、何度か家族や友人と接することでなくなっていきました。
恐らく、誰ともしゃべらない時期が長かった為か、ちょっとした対人恐怖症になっていたのです。
誰とでもいいので、毎日少しでも会話を行うべきです。
一人暮らしニートはやめておいたほうが良い?
実家暮らしから一人暮らしニートになるのは全く持ってお勧めしません。
ただ、一人暮らしの「無収入」が辛い原因であって、たとえ引きこもっていてもお金を稼いでいれば全くもって問題ありません。
実家で収入源や一人で生きていけるスキルなどを身に着け、就職せずに生きていくのも手だと言えます。