ニートの言う「時間がない」ほど滑稽なものはない。
「時間がない」が口癖になっている人が多いと思います。「副業を始めたいけど、やる時間がない」「本を読みたいけれど、時間がない」など。
筆者もサラリーマン時代、「もっと時間があれば…」と何度も心の中でつぶやいていました。ジムに行きたい、本を読みたい…と心の中で思うだけで終了です。
しかし、今になって思い返せば、大きな休みは取れずとも本を読む程度の時間は十分にありました。
通勤中の電車です。片道1時間の通勤でさらに途中の駅で大量下車があるため確実に着席できる…
これは読書ができないという言い分は全く通用しません。
にもかかわらず、筆者はスマートフォンで「麻雀」を打っていました。それもほぼ1時間。もしくは研修の予習等…
本当は読書をする気が無いんじゃないかと言われて当然です。
しかし、休憩時間や就寝前になると、「もっと時間があれば…」などと考えていました。矛盾と似た何かを感じます。
本当に読書が好きなら電車の中ででも読むはずですし、プランクトレーニングは毎日5分でも効果が出ます。
今思えば、時間がないを言い訳に何もしようとしなかったのです。
本を読んでも何も成果が出なかったり、筋トレをしても体に出なかったら無駄だと、成果が出ないことを恐れて挑戦すらあきらめていたのです。
何もしないほうは100%効果は出ないというのに。
退職後、拘束時間が無くなった分持ち時間が増えました。にもかかわらず、「もう夜遅いから…」「寝る前になってから」など、労働者から見ればなめ腐っているようにも思える言い訳を続けていました。
そんな中、ネットサーフィンで時間に関する記事を閲覧した際、「時間がない」は最高のやらない言い訳だということに気づかされました。
ああ、確かにそうだ、、と頭ではわかっているものの、「時間がない思考」は完全に癖になっていたのです。ニートの癖に。
まともに働いている人から見れば腹立たしいものでもあります。自分にもなんの得にもならない思考の癖、それが「時間がない」です。
筆者が「時間がない」という思考を消すために日ごろから意識している行動があります。それだけで時間も心のゆとりも大きく増えました。
①生活を時刻表化する
労働者であればほとんどの方ができていると思います。しかし、時間に縛られなくなると何時になっても良いという感覚からすべてを後回しにし、時間がないを乱発するようになります。
それを改善するのが生活の時刻表化です。朝は9:00起床、10:00から朝食、という具合に持ち時間を整理することで、読書や運動の時間をどこかに組み込むことができます。
②「あー暇だ。」を連発する
時間があることを頭に無理やり思い込ませる荒治療です。何かの作業中でもこのセリフを発するだけで安心感を得られます。
「時間がない」を完全に立つことができます。
③SNSを断つ
筆者もSNSに多くの時間を奪われました。友人がツイートしてもないのにとりあえずTwitterを開き、数十分もしくは数時間潰す…という具合に。
SNSには依存性があります。できればビジネス、メッセージ以外は閲覧しないほうが良いでしょう。
スマホで使用時間を制限できるので、使うのも手でしょう。
また、友達のツイートだけを見るのも十分に効果的です。有名人のツイートのリプライなど閲覧してもなんの生産性もありません。
まとめ
時間がないを言い訳にして何も挑戦しない人は挑戦しても成果が出ないことを恐れているだけで、時間は必ずどこかにあると思います。
本当に忙しければ目の前のタスク処理に集中して「時間がない」と考える余裕もないでしょう。その場合の「時間がない」は焦りであり、普通の感覚です。
アメリカの研究チームによると、昔と比べて労働時間は減っているにもかかわらず、「時間がない」と感じる人は増えているとのことです。最強の暇(時間)潰し道具であるスマートフォンが普及したことから、ますます時間がないという人が増えることでしょう。
「時間がない」は思い込みとやらない言い訳です。